ESDって、僕らのめざすことと同じだね!!
関東ブロックESD「ブロックミーティング」が、去る3月23日に東京都渋谷区の国際大学内・地球環境パートナーシッププラザで開催されました。
当日は関東圏の10都県(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、静岡)から参加者が日頃の活動事例を持ち寄ってリレートーク方式で発表し、その後小テーマごとにグループワークにより情報交換をしました。
平成17年から「国連持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」がスタートし、我が国においても関係省庁連絡会議において「地域におけるESDの先進的な取り組みの支援」が重点的に取り組まれています。
今回の企画は、一般社団法人環境パートナーシップ会議が主催となって開催しました。10都県の参加者として「もったいない甲斐ネットワーク」も事例を発表しましたが、なぜそうなったかという経緯は、主催団体から山梨県ボランティア協会に問い合わせがあったことから始まった話です。
各都県の事例は環境問題や地域づくり、学校教育などと多岐にわたっていましたが、山梨県の場合は「何をしているかという活動そのもの」よりも、「もったいない文化づくり」という精神的な啓発運動の性格が強いことから、他の事例とは若干違和感もありました。しかし、グループワークなどの中で、「生きている命や自然の恵みは有り難い。その価値を失ったり無益にしてしまうことは勿体ない。」という山梨発のメッセージに、皆さん共感してくれたように思います。
ESDとは、「持続可能な開発のための教育」(Education for Sustainable Dvelopment)の略称ですが、我が国のESD10年実施計画では、ESDを「一人ひとりが、正解の人々や将来世代、また環境との関係性のなかで生きていることを認識し、行動を変革するための教育」と定義しています。
参加にあたって、少し堅苦しい違和感を感じていたのは事実ですが、会議のPR文に、毎日の生活の中にある「困ったなあ・・・」や「もったいない・・・」を解決しようと関係者が相互に連携・協力し、よりよい社会をめざそう、という趣旨には賛同できました。
ESDそのものへの理解はまだまだ一般的に浸透していないように思いますが、言葉の表現の差はあっても、めざすところは同じなんだなあと思いました。
山梨県における「もったいない運動」も、みんな当たり前のように思っていてもいざ実行となると難しい一面も持ちながら、でも、誰かが言い出していかないと何も始まらない。その誰かになる「意のある人」を一人でも多く呼びかけて行きたいと思います。
今回の会議に参加して、山梨県の取り組みが決して間違っていないどころか、精神文化の退廃している今日の世相では必要不可欠の運動だと確信しました。
みなさん、一度に10人、100人を望むのではなく、身近な周りの一人ひとりに思いを伝えていきましょう。それが、地道な草の根の「もったいないボランティア」の道だと思います。
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