2010年3月22日月曜日

タイム イズ パートナー

先日、甲府の舞鶴城公園を歩きました。春めいてきたので久方ぶりの散歩です。
植え込みの中を「モンシロチョウ」が舞っていました。 「ああ、春なんだなあ」という実感が湧いてきて、ふと見回すと桜の花が咲いていました。
この冬、僕は冬眠していて、いつのまにか春の訪れが告げられたのに気づかなかった。 そんなに忙殺されるほど忙しいのでもないのに、僕の周りに目を向ける心のゆとりがなかった。怠惰な気持ちの中で揺れ動いているだけだった。

「タイム イズ マネー」という言葉があります。時は金なり、一時も惜しまず金を稼ぐ、 そういう生き方もありますよね。その年代、その時々で、それはそれでいいですよね。 でも、今の僕にとって一番大切なことは、「タイム イズ パートナー」ではないかと思う。

桜の花も、タンポポも、沈丁花の花も、チョウチョや鳥たちも、空も、雲も、風も・・・・・。
みんな自然(とき)を知っている。なのに、僕は自分の身の周りのことで振り回されていた。自然が移り変わって陽気な春が来たのに、自分の心の内面を見つめることは決して悪いことではないけど、憂鬱な状態で逃避的な生活をしているのは不健康で、「もったいないなあ」と思った。
よし、春が来たぞ。僕の心にも春風がそよいでいる。遙か甲斐の連山にも雪が少なくなってきた・・・・。豊かな大地に恵を与えてくれる自然が変化する流れの中で生き、その日、その時、その時間の中の自分を大切にしていこうと決心した。

「タイム イズ パートナー」・・・・・「一つひとつの出会いの時の中に、ともに生きる喜びがある。」
30年も前に僕が創った言葉だが、今改めてその言葉の命を吹き返し、思いを確かめ、新しい何かが始まろうとしている。 その時、その時を大切にしなければ、「もったいないよなあ」と、思うこの頃です。

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