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5月22日(土)午後、山梨県ボランティア・NPOセンターで「若老サロン」を開いた。参加者は大学生と大人たち24人(18歳から95歳の年齢幅)の異世代集団で、老いの経験談話や若者からの意見などを自由に交換し会う交流の場は終始和やかな雰囲気だった。
今年で6年目となる「若老サロン」は、今日の世代間格差とかとかく薄れがちな人間関係を確かめあい、コミュニケーションの欠如を補って理解しあうもので、6人一組のグループワークのルールは、①テーマを決めない、②他人の話を聴く、③異なる考え方を否定しない、④結論を求めない、⑤サロンの成果は自分なりに感じた「心のお土産」、といういたって自由でゆるやかな内容だ。
参加した若者にとっては、人生経験豊かな先輩からの話に耳を傾けて聴き、大人たちは自分の失敗や成功の経験から決して説教ではない話題を提供し、同じ人間として話題を広げていく中で、相互に理解しあい、学びあう相互のメリットがある。
「大人は誰もはじめは子どもだった、だが、そのことを忘れないでいる大人は少ない」。星の王子さまの著者サンテグチュペリの言葉のように、大人はとかく自分の過去を美化して「今の若者たちは」と言い、一方、子どもは「最近の年寄りは」と言い返す。そこには「親和の心」が欠如している。
若老サロンは、このような、もったいない世代感覚の不一致を自然に無くしていく楽しい広場だ。
隔月奇数月の第4土曜日の午後行うサロンの特色は、参加した大学生が企画運営に加わって、フレッシュな感覚で進めることだが、今後の継続と発展を期待している。
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