2010年6月9日水曜日

「もったいない」と「ありがとう」

UTYの「きずなエコ」に対する質問がありました。
URL [ http://kizunaeco.blogspot.com/ ]

質問:きずなエコで歌っている「もったいない と ありがとう おんなじ意味かもしれないね」って言う歌詞なのですが、どんなふうに同じ意味なのか教えて下さい。

このご質問に対してUTYさんは、ブログ「きずなエコ」で回答していますが、さらに「もったいない広場」からもコメントを投稿させてもらいましたので、重複して掲載します。(UTYの渡辺さんご了承ください)

<コメント>
「もったいないとありがとう、同じ意味かも知れないね・・。」「どんなふうに、同じ意味?」
ブログ「きずなエコ」への質問に対する答えを見た読者からのコメントです。お答えの内容に尽きると思いますが、ちょっと一言申し添えます。

 私たちは、山梨発の「もったいない運動」を進めていますが、3年余りの年を重ねるにつれて判ってきたことがいっぱいあります。
 「もったいない」という言葉は、日本古来からの生活習慣・もったいない文化だったように思いますが、現代は、「無駄を省く、倹約、節約、ケチクサイ」、「年寄りじみてる、お節介焼き」などと、日の当たらないナイーブなイメージが強いですね。でも、でも「ううん?」そうだろうかなあと腕組みしながら思います。
 私たちの命は、この世に生を受けたことが有り難い存在です。また普段何気なく当たり前に思って消費している生活用品や物資などは、自然の恩恵にあずかって加工され用いられているもので、全て自分が創り出したものではなく他者から与えられたものですね。
 この命、自然の恵みは、本来「有り難い」ものです。希有なことだと言ってもいいでしょう。これらの命や価値を安易な気持ちで粗末にしたり、無駄にして失ってしまったら「もったいない(勿体ない)」ですよね。
 「勿体ない」は、「有り難い」からこそ大切にしたい言葉であり、古来から日本社会に深く根付いていた「もったいない文化」なんです。そこには、自然で素直な感謝と心からの畏敬の念が湧いてきますよね。
 だから、UTYさんが発信している「もったいないとありがとう、同じ意味かも知れないね」という「きずなエコ」のメッセージは、大量生産・大量消費の生活に浸っている私たちが忘れがちな大切なものに気づかせてくれる「心の警鐘」であり、生活を豊かに充実して生きるキーワードだと思います。
 もの(物)を大切にする心がけ、命を大切にする思いや願い、自然の恵みや資源を大切に生かしあう生活習慣など、「きずなエコ」のメッセージから、私たちができる「もったいない運動」の輪を広げていきたいと思います。ぜひ、このことをご理解いただいて、「意(ウィル)のある人々(ウィラー)」が手をつないでいきましょう。

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