初めてお便りします。
NPO法人山梨県ボランティア協会の岡尚志です。
いよいよ年の瀬も迫っています。光陰矢のごとし、歳月人を
待たずとも・・・。でも悔やんだって過去は過去。
「過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる。」
一年のふり返りは程々の反省にして明日に向かいましょう。
今年の僕は変身の年でした。艱難艱苦の果てに知った言葉は
母の一言。「くよくよしたって、なるようにしかならない。」
その通り。認知症の母の言葉には重みがありました。
母は享年91歳で旅立ちましたが、僕の心の中で生きています。
僕は、65歳にして想いを新たに立ち直り行動します。
さて、これからの未来形で何をするか。考え、行動しましょう。
山梨県にはミレーに代表される県立美術館があります。
昭和53年にオープンし、日本の地方美術館の草分けです。
山梨県ボランティアセンターも全国に誇れる存在です。
ロダンの「考える人」から、ミレーの「種をまく人」の発想
はこれからの時代を拓くキーワードだと思います。
福祉、文化、教育、環境・・・山梨県は捨てたものでもない。
そんな確信を精神的なベースにしながら来年を望みましょう。
2月27日(土)には「第回勿体ないフォーラム in やまなし」
を企画しております。
あなたの私のこの命、生を受けたるは「有り難し」(お陰様で)。
その生を絶つのは「もったいない(勿体ない)」の一語。
命あるもの。価値あるもの。価値を創出できる可能性のあるもの。
そのような価値を安易に見過ごしたり、捨ててしまったりすること、
とても残念で勿体ないことですよね。
全ての自然の恵みに感謝したい。太陽、空気、水、大地の緑・・。
それらの恵みを当たり前のように受けとめる現代の傲慢な生活。
福祉的に考えれば、一人では生きられない人と人の出会いの縁。
これらの恩恵を何ら感謝もせず、努力もせずに失うこと、捨てて
しまうこと、これって、本当に「勿体ない」と思うのです。
でも、「もったいない」というとケチとか年寄りくさいとか・・。
いや、ちがう。今、日本が、世界が、人類が、大切にすべきこ
とは何だろうか。個人差はあっても、考え、行動しましょう。
もうすぐ来る2010(平成22)年が、自分らしく生きる
ことに、「希望と勇気と決断」、そして「実行し達成し喜び」
をともに分かちあう感謝の念で共生の仲間を広げたい。
自分の意志(Will)をもってボランティア(Willer)
の草の根の実践・行動をする。そんな年を望んでいます。
ちょっと早い新春メッセージですが、この一年、ありがとうご
ざいました。
山梨県ボランティア協会副会長 岡 尚志
(これからも宜しくお願いします。)
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